
2018年9月6日未明、北海道を襲った「北海道胆振東部地震」。その直後、北海道のほぼ全域が一斉に停電に見舞われるという非常事態に。電気という大きなインフラが閉ざされた数日間、アウトランダーPHEVはどう役に立ったのか。オーナー様のお話から、PHEVがもしもの時のライフラインの備えになることが見えてきました。
災害大国と呼ばれる日本。近年は「100年に一度」と言われる自然災害が毎年のように発生しており、今後もそのリスクはますます高まると予測されています。
いっぽう、日ごろ、当たり前のように電気に囲まれた生活をしている私たち。
災害により停電が発生すれば、その「当たり前」にあると思っていたエネルギーを途端に失うことになります。その影響はいかに大きいか、想像に難くありません。
でも、そんな時に「三菱のPHEV」があれば、自ら発電し、その電気を取り出して使うことができます。
災害・停電といった社会の危機に対し、「PHEVの走るチカラと電気のチカラ」で、皆様の「当たり前」のくらしを支えたい 。そんな思いから、このプロジェクトを立ち上げました。
全国の自治体と災害時協力協定を締結することで、災害発生時、停電の発生している地域に、速やかに、かつ確実にPHEVをお届けし、給電活動にお役立ていただきます。
※1
●消費電力が1500Wを超えると、給電停止または出力低下となる場合があります。
●ACコンセントに、たこ足配線はしないでください。
●定格消費電力1500W以下でも使用できない機器があります。
●AC電源使用時は駆動用バッテリーの残量が少なくなると、自動的にエンジンが始動し充電をおこないます。車両の停止中にエンジンが始動した場合、アイドリングストップに関する条例に抵触することがありますので、十分にご注意ください。
●使用する電気製品に付属の取扱説明書や、製品に記載されている注意事項をご覧の上でご使用ください。
※2
●満充電の状態で一般家庭の最大約1日分、バッテリーチャージモードによるエンジンでの発電も組み合わせればガソリン満タンで最大約10日分の電力量を供給することが可能です。
●供給可能電力量は当社試算による(一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh/日として算出、V2H機器等の変換効率は含みません)。
●住宅との接続にはV2H機器が必要です。V2H機器については、当社販売会社スタッフまたは各V2H機器メーカーにお問い合わせください。
●V2H機器に接続している場合、エンジン始動による発電はできません。V2H機器については、V2H機器取扱いメーカーまたは営業スタッフにおたずねください。
2018年9月6日未明、北海道を襲った「北海道胆振東部地震」。その直後、北海道のほぼ全域が一斉に停電に見舞われるという非常事態に。電気という大きなインフラが閉ざされた数日間、アウトランダーPHEVはどう役に立ったのか。オーナー様のお話から、PHEVがもしもの時のライフラインの備えになることが見えてきました。
札幌近郊にお住いの加藤さまが、アウトランダーPHEVを購入されてから、わずか3カ月後、あの大地震と大停電が。
ご主人、奥さま、小学生の娘さんの3日間にわたる奮闘ぶりをお伺いしました。
● 1日目 トイレが流れない!?
「停電でまず困ったのが、トイレ」。断水はなかったものの、電気がないと水が流れない状態。そこで、車内のコンセントに延長コードを差し込み、クルマの窓からトイレの窓へ。ジャーと水が流れると、思わず「やったー!」。安堵と同時にPHEVの電気が生活に使えると分かった瞬間でした。
● 2日目 停電時でも洗濯物は出る!
洗濯物をためるのも限界が。車内のコンセントにつないでみると、洗濯機のような大型家電も難なくクリア。ただし「1回1家電」「終わったら給電オフ」で、安全や節電も心掛けました。
● 3日目 夜9時、電気が復旧!
「便利なだけじゃなくて、一番大きかったのは、なんとかやっていけるという気持ちになれたこと」。
停電直後、ガソリンとバッテリーの容量はそれぞれ8割ほど。料理も掃除も洗濯もこなし、復旧時は、充電分はほぼ使い切ったものの、ガソリンはまだ5~6割も残っていたそうです。
自治体からの要請に基づき、三菱自動車・販売会社と自治体の三者で連絡を取り合い、貸出先を確認、貸出可能な電動車両を確保します
三菱自動車・販売会社が、自治体に指定された場所にPHEVを搬入し、車両の使い方について説明します
避難場所等における電源確保に、PHEVをお役立ていただきます。
(携帯電話の充電、電気製品への電力供給など)
自治体主催の防災訓練に参加し、PHEVが災害時に役立つことを住民の方に広く知っていただく活動をおこなっています。
当時、被災地ではガソリンが不足しており、2009年に発売した電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)を貸与。当時は主に輸送手段として活用いただきました。
被災者の「この電気を取り出せたらいいのに」という声から「駆動用バッテリーから電気を取り出す」という点に着目し、2012年に給電装置「MiEVパワーボックス」を発売。京都府と、当社初となる、電動車を活用した災害時協力協定を締結しました。
熊本地震の際には、アウトランダーPHEVを貸与。地震発生後には、地割れ等により路面が荒れていることも多く、職員の方からも「カーブの多い高速道路や市内の荒れた道路を走る際、アウトランダーPHEVの強い足回りが、高い安心感を与えてくれました」と感謝のお声をいただきました。
北海道庁からの要請を受け、札幌をはじめ石狩地方を中心にアウトランダーPHEVを貸与しました。
幸いなことに停電は比較的早く復旧しましたが、その後も、4WDによる走破性を活かして被災地の視察に使用されるなど、道内の復興にお役立ていただきました。
道庁の主催する「1日防災学校」や北海道総合防災訓練等でも活用いただき、住民の方に災害時のPHEVの有用性について理解醸成を図りました。
千葉県南部を中心に長期に亘る大規模停電が発生した令和元年房総半島台風の折には、君津市や鋸南町の高齢者福祉施設を中心にアウトランダーPHEVを貸与。
電子レンジや冷蔵庫、電動ベッドなど、さまざまな電化製品に電気を供給しました。
特に、台風一過で非常に暑く、洋服を頻繁に着替えていたことから、入居者や施設職員などの洗濯物が大量にたまっていました。そこで、約200人分の洗濯物を一晩で洗濯・乾燥し、たいへん喜んでいただきました。
過去の豪雨災害発生時には、主に、各地から集まるボランティアや自治体の応援要員の移動手段および支援物資の輸送手段として、アウトランダーPHEVをお役立ていただきました。
また、西日本豪雨の際には、総社市にMINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)の貸与も行いました。
2021年1月7日からの大雪の影響で大規模停電となった秋田市に、災害時協力協定※に基づき、1月8日、アウトランダーPHEVおよびエクリプス クロスPHEVを、市内のコミュニティセンターへ貸与。テレビや照明、ストーブなどの電気製品に給電を行いました。
※2020年2月に秋田市と協定を締結済。
2021年2月11日
2021年1月29日
2021年1月26日
2020年12月15日
2020年12月14日
2020年12月10日
2020年12月15日
2020年12月14日
2020年12月10日
※ 系列販売会社と自治体 二者間の締結は除く